サヨリ
ツンと突き出た下アゴがトレードマークのサヨリは、細魚、針魚、鈴魚などの呼び名がありますが、石川県の奥能登地方では「スズ」の愛称で呼ばれています。日本各地の沿岸で見られ、春から夏にかけて岸辺の海草などに卵を生みつけます。美しい白い外見に似ずハラワタは真っ黒でハラグロという俗称をもっています。身は低脂肪、高タンパクで健康食品の代表です。
 
一夜干し

<材料
サヨリ/塩/白ゴマ

 

1.

サヨリの頭を落とし、腹を切って内蔵を取り除き、黒い腹の薄皮を洗い流す。

 

2.

腹側を尾まで切り、包丁を持ち替え背骨に沿って刃を右側に引きながら頭まで切り開く。

 

3.

裏返して頭の方から包丁を入れ、背骨を外し、腹骨をそぎ取る。

 

4.

バットに並べ、高い位置から塩を振る。さらに塩水に浸し、冷蔵庫で一晩ねかせる。

 

5.

白ゴマを散らし、頭の方の身を縫うように串を打って戸外で1日干す。

 

「石川の四季のさかな」より抜粋