わたくしたちの毎日の食生活に欠くことのできない生鮮食料品は、金沢市の近郊はもとより全国各地から集荷されます。
これらの生鮮食料品は、一般の商品と違って@鮮度が低下しやすいA長期にわたる貯蔵がむずかしいB天候・生産状況によって価格が大きく変動する傾向が強く、安定した価格を得ることがむずかしいという性質をもっています。このため無用の競争や公正でない取引が行われやすく、もしこのようなことがおこると消費者も出荷者もたいへん迷惑を受けるばかりでなく、不完全な設備のもとで、非衛生的な取扱いが行われる可能性もあるわけです。
そこで、金沢市が、公正で合理的な取引と衛生的な取扱いができるように、中央卸売市場を建設し、運営しているのです。
金沢市が中央卸売市場を管理運営する目的として次のようなことがあげられます。この目的が中央卸売市場のやくわりなのです。
1.大量の生鮮食料品の能率的・衛生的な集荷と分類
2.公正な取引による適正で安定した価格の形成
3.明確な信用決済
4.消費者に対して新鮮で多種・多様な生鮮食料品の供給
5.出荷者から継続的で安定した入荷量の確保