|
「ドリアン」(パンヤ科)
原産地・・・インド・マレーシア
ミネラルが豊富なくだものの魔王!!!
ドリアンは1個の重さが1〜3kgもあり、子どもの頭ほどの大きさで、果
皮全体が無数の鋭いトゲでおおわれ、異様な姿と悪臭から"くだものの魔王"(サタン)の異名がある。しかし、熟した淡黄色の果
肉は、上等なクリームのような上品な甘さで、酸味がまったくなく、好きな人にはたまらないおいしさがある。まさに「熱帯果
実の魔王」とよばれるゆえんで、産地の東南アジアの人々は、ドリアンを食べるために一生懸命働き、この果
実を味わいたいといわれています。
原産地はインドからマレーシア地域といわれ、いまでも東南アジア以外には土着しない不思議な果
実であります。ドリアンのドリはマレー語でトゲ、アンは果
実の意。英名はシベット・フルーツで麝香の果実の意。果樹は20メートルを超す大木となり、果
実が熟すると、高い樹からドスーンと落ちてくる。また、あまりの異臭のため、現地でのホテルの持ち込み、飛行機内の持ち込みが禁止されている。
<品種>
ドリアンの品種は数十種あるようですが、なかでも一番おいしい品種はタイの改良品種のモントンである。モントンは他のドリアンよりも臭みが少なく、果
肉はクリーミーで濃厚な甘味があるのが特徴です。
<出回り期>
年間を通し、タイ・フィリピン・インドネシアから輸入されています。果
肉のみを冷凍したものも輸入されています。タイ産のモントン種が入るのは8〜9月頃。
<選び方>
形が整っているものを。いびつなものは味が落ちる。
<食べ頃>
トゲ状の果皮が熟すると緑色から茶色く変わり、花落ちの方が割れて、芳香がしてきたら食べ頃です。茶色くなっても割れないものは、中で腐っていることがありますので、花落ちが少し割れているものを選ぶほうが安心ですね。
<保存法>
保存は中の果肉を取り出し、ラップフィルムで包んで冷蔵庫へ入れれば一週間くらいもちます。長く保存したい場合は冷凍庫へ。冷凍したのち解凍してもほとんど生の風味が損なわれない。
<栄養価>
ドリアンはビタミン・リン・鉄分・カルシウムも含まれミネラルが豊富で大変優れたくだものです。強精効果
がありますが、ドリンク剤を何本も飲むのがいけないように食べすぎると体調を悪くすることがあります。また、科学的には分かっていないがアルコールと一緒に食べることは、よけいに拍車をかけて上気してしまいますので、さけたほうがよさそうです。現地ではドリアンは薬用としても使用され、果
皮を皮膚病の外用薬にしたり、木や果皮をそのまま燃やし、蚊よけに利用されています。種は、デンプン質に富み、カルシウム・鉄分も果
肉並にあります。
<食べ方>
ドリアンの中身は5つの房に分かれており、房ごとにクリーム色の果
肉がオムレツ状に入っています。花落ちの部分が熟すると5つに割れるので割れ目に沿って、包丁かナイフ等を入れて割って切る。トゲがあるので扱いに注意が必要です。(軍手をするか、タオルを置いて切ったほうがよいです。)
生食が一般的ですが、現地では、モチ米と一緒に蒸し焼きにしておこわにしたり、塩漬けにして保存したり、羊羹のような砂糖菓子を作ったりします。また、キャンディーに加工したりします。日本人に合う食べ方としては、ババロア・シャーベット・アイスクリームにす るとよい。この場合、アンズや、黄桃のソースを添えると臭いが気にならず、クリーミーなおいしさが引き立ちます。中の大きな種は茹でて皮をむくとサトイモのような味がします。東南アジア旅行などで食べたことのある日本人も以外に多く、知名度はあります。現地では果
肉だけを小分けにしてパック販売している店もあるようです。
<取り出す時の目安のつけ方>
1.ドリアンは上下から見ると、5つの房に分かれていることが分かる。下から見るほうが見分けやすい。
2.この房に果肉が入っているので、これを目安にして取り出す。
<果肉の取り出し方>
1.くぼみにそって、果
肉を傷つけないようにナイフを入れていく方向を変えて、反対側にも切り込みを入れる。すべりやすいので、下にぬ
れぶきんを敷くとよい。
2.5つの房に分け切ったら、上側の白い膜を除いて、果肉を取り出す。
3.取り出した果肉を横から2つに切り、種をとる。種はデンプン質で蒸すと美味。
4.果肉を小切りにしてドリアンの皮に盛る。
|