お魚はビタミンの宝庫



  ビタミンというと野菜を連想しますが、魚もビタミンの宝庫なのです。

  まず、ビタミンAには細菌に対する抵抗力を強める働きがあります。Aをたくさん含んでいるのは ウナギ、ヤツメウナギです。

  ビタミンB1が欠乏すると体がだるい、イライラするなどの症状がでます。精神や肉体の疲労を感じたら、B1を多く含むウナギ、タラコ、スジコなどを摂りましょう。またB1は糖質の代謝に利用されるので、清涼飲料水など甘いものをとりすぎると、B1が浪費されてしまいます。

  ビタミンB2が欠乏すると口内炎になります。ウナギ、サバ、シシャモなどを食べましょう。

  ビタミンB6の欠乏で皮膚に湿疹などがでます。B6はほとんどの魚に含まれます。

  ビタミンB12が欠乏すると悪性貧血という恐ろしい病気を引き起こします。B12は魚の肝臓や血合い肉、シジミなどにたくさん含まれています。

  ビタミンDはカルシウムを骨に沈着させて丈夫にする働きがあります。Dは魚の肝臓の油(肝油)の中に特に大量 に含まれています。またカツオ、マイワシ、ニシンなども多く含みます。

  ビタミンEが不足すると不飽和脂肪酸と酸素が結びついて、過酸化脂質とういう有害な物質が作られます。これは老化を早める原因になります。Eはアンコウの肝やスジコなどにたくさん含まれています。